ビデオリサーチ社の「シニア価値観セグメント」によりますと、多様化するシニア層をその行動特性によって6つのセグメントにわけて、それぞれの特徴を分析しています。
下図では、縦軸に全般に意識や行動が「積極的」か「控えめ」か、横軸に生活全般に「伝統的なもの、変わらないもの」を志向するか、「新しいもの、変わっていくもの」を志向するかで6つのセグメントをプロットしています。

シニア6つのセグメントの行動特性について
type 01
悠々自適 アクティブトラッド

構成比11.0%
リタイアして悠々自適に暮らしている方が多く、
お金有り時間有り。消費も行動も積極的だが、保守的な
考え方が強い。
これまで「アクティブシニア」といわれてきたイメージに最も近い。
type 02
流行に敏感 ラブ・マイライフ

構成比7.4%
若さや美への追求心、アンチエイジング意識が強く、
新しい物好きで情報通。流行にも敏感。
好奇心旺盛で興味範囲は広いが、深入りはせず、
気になったものを次々試してみるタイプ。
type 03
人とのつながり 社会派インディペンデント

構成比9.0%
人とのつながりを大事にし、新しい人脈を築くことや
世代を超えた交流にも意欲的。
教養を身につけることや社会活動・ボランティアに
関心が高い。普段は節約しているが、人づき合いや自分が必要と見極めたものにはお金を惜しまない。
type 04
人生模索中 セカンドライフモラトリアム

構成比30.0%
社会に取り残される不安感が強い。
人や社会とつながりたい思いは強いが、
その術が分からず、自分から動くのも苦手。
これからの人生をどう過ごすか模索している。
type 05
消費に慎重 身の丈リアリスト

構成比19.0%
何かとお金がない、お金がかかるから
できないという諦め感を口にする。
本当にお金がないわけではなく、
将来不安が消費行動を抑制している。
その反動か、たまにプチぜいたくの
傾向もみられる。
type 06
平穏な暮らし 淡々コンサバ

構成比23.0%
現在の生活に不満はなく、変化を好まず、
日々淡々と平穏な暮らしを送っている。
伝統的な家族観や世間様に
恥ずかしくないように、という価値基準が
根底にある。
従来の「高齢者」イメージに最も近い。
出典:ビデオリサーチ「シニア価値観セグメント概要」を元に、シニア動画ラボにて作成